うどんの町の霊験寺院 - 霊験巡礼

うどんの町の霊験寺院

 群馬県の桐生市といえば、江戸時代以来、織物業を基幹産業として発展してきた「織物の町」というイメージが強い。でも最近ではパチンコ製造が全国シェアの70%を占めるという意外な面を持っている。

 もう一つ忘れてはならないのは、知る人ぞ知る「うどんの町」である。

 現在、うどんといえば弘法大師空海の郷里である香川県の「讃岐うどん」が最も有名だろう。首都圏にも讃岐うどんの専門店がかなり増えてきた。

 関東地方の場合、うどんよりそば文化が定着しているようであるが、うどん文化も局所的に存在するのが興味深い。
 埼玉県の加須市や、伊香保温泉の水沢うどんなどが代表例だが、桐生市も負けず劣らずのうどんの町なのである。

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        JR両毛線 桐生駅

 火山灰によるミネラル豊富な土地、複雑な山岳地帯を原因とする雷雨、有機物を円滑に運ぶ「からっ風」などにより、良質な小麦粉が生産され、独自の食文化となって定着したようだ。

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 桐生駅の南口に程近いホテル内には、かなり特徴のあるうどんを食べることができる。
 平べったいうどんを一般的に「きしめん」といい、名古屋の名物となっているが、本来の一般的呼称は「ひもかわ」という。
 桐生では「きしめん」ではなく「ひもかわ」を出す店が、市内にいくつかあるらしい。

 ホテルのレストランで出されてきたひもかわは、幅が3センチを越すほどの太さで、まずびっくり!
 食べ辛そうに見えたが、口に入れてからのつるんとした食感は初めての体験! 美味しいと感じる前に、心地よい感覚が口から喉に伝わり、幸せな気分にさせてくれる。
 何だか癖になる味のようだ。

 桐生うどん会では「うどんラリー」というスタンプラリーもやっているので、地図を片手にチャレンジするのもお勧めかもしれない。少なくとも麺が好きな人であれば、一度は訪れる価値があるだろう。

 ちなみに桐生駅はJR両毛線の駅で、都心からのアクセスは便利とは言いがたい。渡良瀬川を挟んで南側には新桐生駅があり、こちらは東武鉄道が北千住、浅草を一直線に繋いでいる。

 これは足利と同じような位置関係になっている。
(関東の高野山 行道山浄因寺 ⇒ ここをクリックして参照)

 宿泊については、桐生市そのものは観光地というわけではないので、観光ホテルよりビジネスホテルが主流になる。それでも旅情気分に浸れる宿もないわけではない。

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 ホテルきのこの森は、昭和49年の第9回国際食用きのこ会議を日本で開催するため、日本の三大発明の一つ、椎茸の人工栽培に成功したドクター・モリこと森喜作氏により建てられた。
 そのときの参加者が500人、海外からは23カ国200人余人だったという。

 ちなみに三大発明の残り二つは、御木本幸吉の真珠の養殖、和井内貞行の姫鱒の養殖をいう。

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 ここは山そのものが広大な敷地となっていて、きのこ狩りができたり、「きのこ楽市」で様々なイベントが行われたりする。
 また露天風呂は桐生の町を見下ろす位置にあり、温泉街のホテルのような雰囲気は充分にあるだろう。

(注)現在、ホテルは閉鎖しているとの情報がありました。残念です。

 桐生駅からわたらせ渓谷鉄道に乗車すれば、市街地とはまったく異なる雰囲気が待っている。
 わたらせ渓谷鉄道は、国鉄時代は足尾線といい、鉱毒事件で有名になった足尾銅山まで、渡良瀬川に沿って走る路線だ。現在は第三セクターで運営され、トロッコ列車も運行する観光主体の路線となった。

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 トロッコ列車は大間々駅が出発地となる。
 駅から約10分ほどのところには、関東八十八ヵ所霊場の第8番札所、瑠璃光山 光榮寺だ。

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 一般的には「柿薬師」といわれているが、その由来は寺伝ではっきりとする。
 寺伝によれば、本尊の薬師如来は柿に刻まれた一本造り、一尺三寸の尊像で僧・行基作と伝えられている。
 慶長8年(1603)僧・高栄が讃岐国多度津屏風ヶ浦の海中より出現したものを移遷し開山したという。
 現在は秘仏になっている。
 
 本堂には元禄9年(1696)の閻魔大王と霜除観世音・不動・愛染・地蔵・吉祥天などの諸仏が安置され、縁日には参拝者に柿薬と柿のお接待があり、町の大祭にもなっている。

 桐生市内にも関東八十八ヵ所霊場の札所がある。

 第9番札所は慈丸山 聖眼寺。桐生の浄水場の近くにあり、本堂の周囲は樹齢200年をこえる高野槙や大楓などの古木が繁茂している。
 境内は市街地に近い割には広く、落ち着いた霊場の雰囲気が漂っている。

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 寺伝によれば大永年間(1521~28)の開創と伝えられ、現在地から離れた御坊木というところに桐生氏から寺領80石を与えられ伽藍を建立し、塔中六坊をもつ大寺であったという。

 第10番札所は諏訪山 観音院。「日限地蔵尊」として知られ、24日の縁日には参拝者で賑わう。

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 日限地蔵の由来には物語がある。以下、『東国へんろ』平幡良雄著を引用しよう。

 昔この地に機屋を営むものがおり、夜になると大入道が出るので鉄砲を撃ったが人影はなく、ただ血痕が点々としており、この跡をたどると観音院の境内で消えていた。

 ある夜地蔵菩薩が機屋の主人の夢枕にあらわれ、「人々を守護するために野天から堂内に奉安し、日を限って願いをかければ必ずかなえてあげる」という夢告があった。

 そこで主人は堂宇を建立し地蔵像を奉安したが、その肩には鉄砲玉の跡が残っていた。

 桐生には、うどんの町という側面とともに、意外な見所、霊験あらたかな寺院にあふれているといえるだろう。中国の西安も、青龍寺が意外な見所と同じかもしれない。

 弘法大師空海の霊力⇒こちらです。

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